【灯台】神戸メリケンパークオリエンタルホテル灯台[兵庫県 神戸市]
《訪問年:2018年》
日本で唯一「ホテルに建つ公式灯台」として有名です。
神戸港 中突堤にある神戸メリケンパークオリエンタルホテルの14階バルコニーに建っています。
毎年1月17日(ひょうご安全の日)と11月1日(灯台の日)の年2回15:00~17:00に一般公開されています。
1月17日は、このホテルに灯台が来る事になった要因になった阪神・淡路大震災があった日です。
初点灯は1995年(平成7年)7月7日です。
元は京町にあった旧オリエントホテルの屋上に1964年(昭和39年)に設置された 神戸オリエントホテル屋上灯台が起源です。
(この時から海上保安庁の認可を得た航路標識である公式灯台でした)
1995年(平成7年)1月17日に発生した阪神・淡路大震災で旧オリエントホテルが被災し閉鎖されたため、同年に開業予定だった神戸メリケンパークオリエンタルホテルに機能が移転されました。
1995年(平成7年)7月7日に行われた点灯式では、午後7時7分に777発の花火とともに神戸の復興を願い点灯しました。
鉄造、単閃赤緑互光 毎10秒に赤1閃光・緑1閃光、光度 赤色6.4万・緑色6.9万カンデラ、光達距離20.0海里(約37km)、塔高4.8m、灯火標高55。26mとなっています。
初点は1995年(平成7年)です。
1995年(平成7年)初点。
前身は1964年(昭和39年)に点灯した「神戸オリエントホテル屋上灯台」
1995年に発生した阪神・淡路大震災により旧オリエントホテルが被災し閉鎖
同年7月開業予定であった神戸メリケンパークオリエンタルホテルに機能移転。
単閃赤緑互光 毎10秒に赤1閃光・緑1閃光、光度 赤色6.4万・緑色6.9万カンデラ、光達距離20.0海里(約37km)、塔高4.8m、灯火標高55。26mの鉄造灯台です。
14階に設置されているため高さがあり見晴らしが良いです。
工場と商業施設・マンションが並んでいる震災後の神戸を一望出来ます。
灯台側面。
説明板が取付けられています。
赤色板側。
灯室は無く、筒状の灯器に赤・緑の板がはめられている構造です。
神戸メリケンパークオリエンタルホテルには、ホテルの他に旅客ターミナルや入出国ロビーなど大型客船の接岸が可能な施設が併設されています。
ホテルロビーに立てられていた案内板。
14階バルコニーは中華料理レストランから外に出る形となっています。
正面玄関に旧オリエントホテルから受け継いだ鬼瓦が展示されています。
神戸メリケンパークオリエンタルホテル全景。
灯台は海側に設置されているためここからは見えません。
メリケンパークの一角には、震災の液状化により崩壊した護岸の一部が当時のまま保存されています。
こういった被災した物を残す事により、記憶から風化させず防災意識の向上に繋がる事を願っています。
行き方:
各鉄道駅から徒歩8~15分程です。
メリケンパーク・神戸ポートタワー・神戸ハーバーランド・神戸中華街など
観光名所が近くにたくさんあります。