《訪問年:2015年》
事代主神系えびす社の総本社を自称しています。
「えびすさん」なので商売繁盛が主ですが、美保関という古くから海運の要所である事から海上安全や大漁祈願の神様としても信仰を集めています。
また、美保神社に祀られている神様が出雲大社に祀られている神様の妻と子にあたるので、近世頃から「大社だけでは片詣り」と言われる様になり、出雲大社の後に美保神社へ参るのが良いとされました。
鳴り物の神様とも知られていて、楽器の奉納が多数あり、日本渡来最古のオルゴールとアコーディオンが奉納されています。
創建は不明ですが、8世紀に編纂された神社台帳に記載されている古社です。
本殿は1813年造営の国指定重要文化財となっています。
拝殿は1928年造営で、船庫を模した造りになっていて壁や天井が無く梁がむき出しになっているのが特徴です。
周囲が山に囲まれているので音響効果に長けており、鳴り物の神様という事で、音楽の奉納が多数行われているそうです。
本殿は大社造りがメインですが、特殊な形式となっていて「美保造」と言われています。
神社の先に有る美保関灯台から見える「沖之御前島」と「地之御前島」は美保神社の飛地境内社です。
神社入り口。
周辺は土産物屋が並んでいます。
すぐ前は漁港になっています。
登録有形文化財に指定されている井戸。
説明板にプレートが取り付けられています。
境内は立派な建物ばかりです。
神門。
大きな注連縄。
拝殿。
船庫を模しています。
奥が本殿。
拝殿がかなり大きいです。
本殿。
同じ造りの社を左右に並べ、間を繋いだ特殊な造りとなっています。
行き方:
米子市から国道431号線を境港方面に北上し、そのまま境水道を渡ります。
橋を渡った交差点を左折し島根県道2号線を進みます。終点の美保関灯台の手前にあります。