《訪問年:2013年》
青森県 外ヶ浜町にある国道399号線の一部で、全国で唯一「階段」が指定されている区間です。
階段は362段、全長は388.3m、高低差は約70mあります。
上の入口周辺に民家は無く、旧竜飛海底駅・道の駅・海上自衛隊の基地と竜飛崎灯台くらいしかありません。
反対に下の入口周辺は集落となっていて、車道から階段までは路地となっています。
どちらの入口にも大きな案内看板が立っていて分かりやすいです。
アジサイの季節には、沿道にたくさんの綺麗な花が咲いています。
階段はきれいに整備されていて歩きやすいですが、段数が多くつづら折れとなっているため、下りは楽ですが戻ってくる時がしんどいです。
中腹に広場があり、見晴らしが良いです。
元は学校が建っていたそうです。
当初は階段では無く坂道だったそうです。
階段になったのは国道指定から20年近く後らしく、名物として残すよう働きかけた地元の要望だそうです。
このような区間がいかにして国道指定に至ったかはっきりと分かりませんが、現地を確認せず書類上でのみ処理したためと言われています。
ただ、県道の時からこんな道だったそうですが・・・
何はともあれ観光地としての役割を十分に果たしていて、休日には龍飛崎とココを目当てに多くの観光客が訪れます。
テレビや雑誌でも取り上げられる日本で一番有名な国道であり、一番多く写真に写っている「おにぎり」ではないでしょうか。
「おにぎり」とは国道標識の事で、形からマニアの間でそう呼ばれています。
集落内は道幅2m弱です。
タイルが敷かれていないと、どこにでも有る漁村の路地といった雰囲気です。
車道は大きく回りこんでいるため、下りたら階段で戻ってくる方が早いです。
時間と体力が許せば、折角なので走破してみてください。
階段国道からさらに上がれば龍飛崎となります。
行き方:
津軽半島の先端にあります。
青森市内から国道280号線を北上するか、五所川原市内から国道339号線を北上します。
駐車場は上の入口近くにあります。下の入口周辺は集落となっているので、路駐はやめましょう。