【鉄道】抜海駅[北海道 稚内市]
《訪問年:2016年》
日本最北の無人駅にして、最北の木造駅舎でもあります。
駅構造は、2面2線の相対式ホームで交換設備を有しています。
1977年(昭和52年)貨物扱い廃止
1984年(昭和59年)荷物扱い廃止
11月に出改札業務が廃止され、旅客営業終了
1986年(昭和61年)電子閉塞化に伴い閉塞扱いの職員配置廃止、完全無人化
一部、劣化した箇所がサイディング張りに改修はされていますが、ほぼ開業当時のまま使用されています。
待合室は広々としています。
2016年時点で、上下線合わせて7本の運転となっていました。
「雪切り室」と呼ばれる二重扉構造となっており、雪が室内に入らない工夫がされています。
右の駅名標の文字は貝殻を詰めて作られています。
稚内方面。
名寄方面。
こちら側のホーム端にある構内踏切で連絡しています。
隣駅は南稚内駅、その次が終点の稚内駅となります。
南稚内駅は稚内市街地内にあるのと、車庫が併設されているため、抜海駅とは全く雰囲気が異なります。
反対ホームへ。
駅周辺に何も無いため、静かな田舎の駅といった雰囲気が漂っています。
ホームは短いですが、交換設備はかなり長大で時代を感じます。
駅前通り。
駅前には数軒の民家があるのみで、その他はクマザサに覆われた荒野と牧草地が広がっています。
最寄の市街地は2kmほど離れた海沿いにある抜海地区です。
駅近くの踏切から。
牧草地でくつろぐ牛たち。
行き方:
北海道西岸沿いにあります。
稚内市内より道道106号線(オロロンライン)を南に行き、抜海岬の手前1km付近にある道道510号線との交差点を入ります。
直線の道を高台に上がった先の90度折れた先、正面に駅があります。