《訪問年:2014年》
特に伊予灘に沈む夕陽が美しくて有名です。
以前はホームの下すぐに波が打ち寄せる程海岸に近い「日本一海に近い駅」だったそうです。
現在は海が埋め立てられて国道が通っているので、若干海岸から離れてしまっています。
それでもホームに立てば目の前に壮大な伊予灘が広がっています。
この駅は「青春18きっぷ」のポスターに何度か採用されたり、映画やドラマなどのロケ地にもなっているので鉄道ファン以外にも知られた駅となっています。
夕日の時間帯になると多くの観光客が訪れます。
簡易委託駅ですが、受託していたタバコ店が閉店してからは実質、無人駅となっています。
駅舎は1935年(昭和10年)の開業時から使われている木造です。現在は使われていませんが出札口もあります。
開業時は終点(4ヶ月間のみですが)だった為、側線もある広い構内を持つ駅でした。
1986年(昭和61年)予讃線の新線(短絡ルート)が開業するまでは1面2線だったそうです。
毎年9月の第1土曜日にホームをステージに見立てて「夕焼けプラットホームコンサート」という音楽イベントが催されています。
新線(短絡ルート)開業でこの区間が廃線になるのでは、という危機感から始めたそうです。
松山市内から1時間程と近い事もあるので、道後温泉の観光と併せて夕方に寄ってみるのも良いかと思います。
駅舎。
開業当時から改装を行いながら使われています。
現在は実質無人駅となっています。
「青春18きっぷ」のポスターにもなった出札口。
ホームで談笑中の地元の方々。
ローカル駅ではこういう雰囲気がよく合っています。
依然は、すぐ下が波打ち際だったそうです。
夕方の時間帯。
差し込む日差しが優しくなります。
内海のため穏やかで時折、漁船が通り過ぎていきます。
列車と。
車窓から見える夕陽も美しいと思います。
伊予灘に沈む夕陽。
落ち着いた時間をゆっくりと楽しむ事が出来ます。
行き方:
松山市内から国道56号線を南下し、伊予市で国道378号線に入り海沿い(夕やけこやけライン)を行けば道沿いにあります。
下灘の集落より1kmほど手前にあります。駅前の旧道は細いので注意が要ります。
駐車場は駅の横に小さな広場があるので、そちらに停めます。