《訪問年:2017年》
美しい海と青い空を堪能できるので、角島大橋と合わせて観光するのがおススメです。
初点は1876年(明治9年)です。
光度67万カンデラ、光達距離18.5海里(約34km)、単閃白光5秒毎1閃光、
塔高29.62mで完成当時は日本一の高さを誇っていました。
海抜13mの低地に建設されたため、当時としては珍しい塔高の高い灯台となりました。
日本海側初の洋式灯台で、「日本の灯台の父」と呼ばれる英国人技師リチャード・ヘンリー・ブラントンが国内で最後に設計した灯台です。
塔は総御影石造りで、日本に現存する無塗装灯台2基(角島灯台・男木島灯台)のひとつです。
国内に5箇所現存する第1等灯台(犬吠埼灯台・経ヶ岬灯台・出雲日御碕灯台・角島灯台・室戸岬灯台)のひとつで、特大のフレネルレンズを使用しています。
レンズは直径1.84m、高さ2.58mあります。
展望所にいる人と比較しても、かなりの大きさである事が分かります。
内部が公開されている参観灯台でもあります。
有料(300円)ですが、天気が良い日は美しい海と風に当たる事が出来るので、見学おススメです。
初点記念額。
いざ、灯台内部へ。
内部は螺旋階段となっています。
中心は上から下まで空洞となっており、昔は錘を垂らして回転動力としていました。
凝った造りの手摺り。
採光窓が随所にあり、内部は晴れていれば明るいです。
最後は大体どこの灯台も急階段となります。
灯台の外へ。
塔高が高いので見晴らしは抜群です。
振り返れば巨大なレンズが目の前に。
角島灯台は多面レンズが採用されています。
水銀槽式回転器。
水銀の表面張力の大きさを活かして、重たいレンズを小さな力で回転させています。
無料の展望台より。
低いですが、展望はこちらも良いです。
背面になるので、内部が見れません。
無塗装の灯台も趣があって良いです。
近くには海水浴場などがあり、夏は多くの観光客で賑わいます。
行き方:
下関市内からは、国道191号線を北上し特牛(こっとい)地区の先で県道275線に入ります。
を渡り角島に入れば、一番奥が角島灯台となります。
中国道 美祢ICから国道435号線を東へ行くと特牛地区に出ます。大阪から7~8時間程で行けます。