《訪問年:2012年》
名勝・天然記念物・「日本の滝百選」に選ばれています。
日本一の落差を誇る滝で、落差は350mあります。333mの東京タワーが滝の中に納まってしまうほどです。
4段からなる段瀑で1段目が70m(瀑流落差30mを含む)、2段目58m、3段目96m、4段目が126mとなっています。
滝壺は直径60m、水深6mとの事です。
水量は普段が毎秒0.5t~2tですが、雪解け時や豪雨の際は100tを超えるそうです。
立山連峰から流れ出た水が弥陀ヶ原台地をV字にえぐる様にして流れ落ちています。
豊水期には称名滝の右隣にさらに大きな滝「ハンノキ滝」が現れます。
こちらは落差が500mにもなり山の頂上から流れ落ちてくる様な感じです。
ダントツで日本一なのですが、雪解け水が流れ込む春から初夏(4~6月)にかけてしか姿を現さないので、残念ながら日本一には認定されていません。
また、特に水量が多い時にはハンノキ滝の隣にさらに滝が流れるそうで、同時に3つの滝を見る事が出来るそうです。
駐車場から滝までは遊歩道が整備されていて比較的楽に行く事が出来ます。駐車場から1.3km、徒歩30分程です。
一番坂がキツイのが駐車場付近と遊歩道の前半です。その他はなだらかな道が続きます。
遊歩道終点の橋を渡ると滝見台園地と呼ばれる観瀑台があります。
観瀑台は滝壺からだいぶ下流になります。これ以上、滝に近付く事は出来ませんが迫力は十分にあります。
滝前に架かる橋から見た4段目の滝です。
前半は午前、後半は午後からの写真となります。
距離はありますが、水量があるため音が大きいです。
山肌によって川が蛇行しているため滝壺はほぼ見えません。
上段の滝。
観瀑台に渡る橋。
全景。
右側の筋が「ハンノキ滝」です。
豊水期や大雨の後以外は水がありません。
滝の説明板。
午後からの写真です。
谷に日が入る様になります。
紅葉が綺麗でした。
日の当たりで雰囲気が変わります。
午後は少しやわらかい感じになります。
4段目の滝です。
距離があるため大きくは見えませんが、落差は126mあります。
水飛沫の高さが30m程あります。
滝壺は直径60m、水深6mあるそうです。
観瀑台前から。
観瀑台から。
滝名板と。
上段の滝。
駐車場から滝までです。
遊歩道から。
切り立ったV字谷となっています。
水が流れて出来た筋がたくさんあります。
山肌中央に見える黒い筋が「ハンノキ滝」です。
行き方:
北陸自動車道 立山I.Cか富山I.Cから富山地鉄沿いに県道6号線を立山・黒部方面に行き、立山有料道路の分岐点でそのまま直進し県道170号線を進みます。
アクセス道路(称名道路)の入り口にはゲートがあります。
通行料は無料ですが開通時間があって、7~8月が6:00~19:00、その他の月が7:00~18:00となっています。
一番奥が駐車場で350台分有り、料金は無料です。ただ、観光シーズンは混雑するので注意がいります。
11月末から4月下旬までは称名道路は冬季閉鎖となっています。