こうでいの探訪記

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【風景】川原毛地獄(曇り空)[秋田県 湯沢市]

【風景】川原毛地獄(曇り空)[秋田県 湯沢市

《訪問年:2015年》

秋田県 湯沢市にある霊地です。

恐山(青森県)、立山富山県)とで日本三大霊地の一つと言われています。

807年に月窓和尚という方が開いたとされています。

1623年に硫黄の採掘場となり、1966年までの340年間に渡り硫黄採掘が行われました。

 

標高は800mで山頂部付近は草木が生えておらず、灰色の山肌が露出しています。

起伏があり、建物等も無いので恐山と違い本当の地獄の様な雰囲気です。

所々から白い蒸気が噴出しており硫黄臭が漂っています。

 

天候が曇り・晴れと両方訪れる事が出来ましたが、どちらも地獄らしい良い雰囲気でした。

先述の通り全く何も無いので、殺風景で好みが分かれると思います

 

駐車場前は川になっています。

川原からは温泉が湧き出しており川に流れ込んでします。

少し掘れば座湯くらいは出来そうですが、立入り禁止になっているので川原に下りるのは自己責任となります。

また、駐車場から下流に行くと川原毛大湯滝があります。

珍しい温泉の滝で、入浴?も可能です。

電気・水道が来ていないため、自販機等が無く飲料水の補給が出来ません。

事前に用意が必要です。

 

晴れ空の様子は下記のページを参照ください。

 

駐車場から。

駐車場下の川原。

温泉が湧き出しており湯気が立っています。

手前は水温が高くコケが生えていません。

奥には滝があります。

見た感じ普通の水の様です。

駐車場から川原へ下りる道。

見なかったとは言わせないとばかりに目立つ看板が立てられていました。

駐車場を川原毛地獄の反対側に行くと「川原毛大湯滝」への道があります。

川原毛地蔵菩薩

硫黄採掘で亡くなった方達を供養するために建てられたそうです。

少し上がったところ。

この辺りはまだ草木が生えています。

さらに進むと一変し、灰色の世界が広がります。

所々に小さな草木が生えています。

海藻サラダみたい・・・

蒸気の噴出し口。

通路は綺麗に整備されています。

さながら地獄の様な雰囲気。

硫黄により黄色く色付いています。

頂上から。

谷を挟んだ反対側の山は木々がうっそうとしており、全く装いが異なります。

奥の通路は硫化水素が流れてくるため、通行禁止となっていました。

手前の階段を上がると県道310号線に出ます。

県道側の入り口。

下りる頃には遠くに晴れ間が見えてきました。

1時間後には天気が良くなりました。その分は後半で。

三途川橋。

欄干の四隅にそれぞれ極楽と地獄ゆかりの像があります。

周辺は三途川渓谷といい紅葉が綺麗だそうです。

泰山大王。

閻魔大王

延命地蔵

合掌地蔵。

 

行き方:

 湯沢市内から国道13号線を南下し、湯沢横手道路 須川I.Cから県道51号線に入ります。

 高松川沿いに進み、三途川を渡った先で右折し山に入ります。(看板があります)

 道なりに進んだ終点が駐車場です。

 頂上側の入り口へは、先述の県道51号線を山に入らずさらに進み、木地山高原の「こけ沼」付近で県道310号線に入り、泥湯温泉を過ぎた先にあります。

 また、国道108号線 秋ノ宮温泉郷からも県道310号線に入れます。

 11月上旬~5月上旬は道路が冬季閉鎖となる為、下部の駐車場に立ち入る事が出来ません。