【風景】加茂の大クス[徳島県 東みよし町]
《訪問年:2014年》
徳島県 東みよし町にあるクスの巨樹です。
旧若宮神社の社地跡にあり、国の特別天然記念物に指定されています。
大正15年にクスの代表巨樹として天然記念物に指定されました。
樹齢が1000年で源平の時代よりあると伝わっています。
幹径16.72m、樹高26m、枝張東西52m、南北42mのかなりの規模を誇る巨木です。
昭和に周辺の住宅開発などで樹勢が衰えましたが、1970年頃から保護に取り組み、周囲の水田を買い取って公園化したり傷んだ部分の補修などをしたおかげで、現在は樹勢が回復しています。
樹齢1000年の老木ながら内部に大きな空洞も無く、現在も成長を続ける元気な木です。
樹高、枝張りの割には幹がかなり細くなっています。
枝張りが全方向に広く樹高がある為、傘を広げた様な整った樹冠で美しい巨木です。
全景。
とても美しい樹冠です。
枝張東西52m南北42mあります。
老木にしては珍しく穴や空洞がありません。
どっしりした立派な根元です。
祠が建てられています。
元が神社であった名残と思われます。
葉も綺麗に生い茂り、かなり健康な木である事が分かります。
行き方:
徳島自動車道 吉野川スマートI.Cから国道192号線を徳島方面へ行きます。
大きな木なので目立ちます。北側に駐車場があります。