
【風景】土渕海峡(世界で一番狭い海峡)[香川県 土庄町]
《訪問年:2019年》
香川県 土庄町(小豆島)にある海峡です。
前島(土庄地区)と小豆島本島(渕崎地区)の間を流れています。
「世界で一番狭い海峡」としてギネス認定されています。
全長約2.5km、最大幅400m、最狭部が9.93mとなっています。
水深は満潮時3.4m、干潮時1.5mで全体的に大きな海峡ではありません。
土渕海峡には複数の橋が架けられていますが、最狭部に架かる橋が県道26号線の「永代橋」です。
旧役場前にある歩道が整備されいる「ふれとぴあ橋」ではありません。
市街地部分は両岸ともコンクリート擁壁で覆われており水路の様な状態で、書かれていないと見た目には海峡である事が分かりません。
また、周辺は観光地化されていなく歩道部分が公園となっているだけです。
ライトアップはしている様ですが、少しもったいないといった雰囲気です。
1996年(平成8年)にギネス認定されました。
1990年に一度申請したそうですが、国家機関の証明が無いと却下されています。
その後、国土地理院の地形図に記載されたため再申請し認定となっています。
土庄町役場にて横断証明書(100円)が発行されています。
世界で一番狭い海峡は土渕海峡の「9.93m(0.00993km)」ですが、反対に世界で一番広い海峡は南アフリカ大陸と南極大陸の間を流れるドレーク海峡で最狭部が「650,000m(650km)」あります。
海峡の世界一は両極端の結果となっています。

永代橋から。
海峡の両岸眺める事が出来ます。


この部分が無いと海峡であるという事に気付くのは難しいです。

フレトピア公園。
公園といっても整備された歩道といった感じです。

水路でも河川でもなく「海峡」の上に立っていると思うと不思議な感覚です。

北側に架かる「ふれとぴ橋」
この部分が最狭部ではありません。

戻って南側に架かる「永代橋」へ。
奥に見える信号が橋になります。

永代橋。
走行する車からも分かる様に狭いです。


よくある河川の様です。

干潮時だったので降りる事が出来ました。

フレトピア公園の南端まで行けます。


何度も言いますが「海峡」ではなく水路の様な、、、

永代橋の下です。
「世界で一番狭い海峡」部分になります。

その上部。
奥の開けた場所は瀬戸内海になります。

土庄町役場で発行されている「横断証明書」

せっかく世界一に認定されているのだから、もっとPRしたらいいのにと思ってしまいます。
行き方:
小豆島本島と前島の間にあります。
土庄町は小豆島の西側に位置しています。
駐車場はフレトピア公園の前にある旧土庄町役場となります。