
《訪問年:2023年》
直瀑で落差10mです。
「東方にそびえる笹ヶ岳(738m)の山頂にかつて古い寺があり、その閼伽池(あかいけ)から黄金の鶏が現れ、新年の幸を告げる」という伝説からこの名前が付けられました。
鶏鳴八滝は「鶏鳴の滝」を主瀑とした8つの滝から成っています。
鶏鳴の滝以外は、2010年(平成22年)に公募で名前が付けられました。
滝ごとに信楽焼の狸が置かれています。
鶏鳴の滝は旧信楽町にあります。信楽焼は日本六古窯の一つに数えられています。
神山発電所は、1914年(大正3年)に建設された最大出力100kWの水力発電所です。
1953年(昭和28年)の水害で設備が流出し廃止されました。

全景。

直瀑です。
大きく3つに分かれて流れ落ちています。

岩の水が当たっている部分が三色サンドの様に見えます。

滝壺は無く、そのまま川の流れになっています。


横から。

右側が信楽焼のある広場側です。
川の流れが滝によって90度向きが変わります。


真正面を近くから眺める事が出来る面白い滝です。


滝前にはベンチが設置されているので、ゆっくり眺める事が出来ます。


右岸側より上流へ行ける道があります。
上流にはさらに4つの滝があります。

旧神山発電所の取水堰堤。
白蛇の滝に先にあります。

自然越流式となっているため堤体全体から水が流れ落ちています。


ここで堰き止めて取水し、駐車場付近にあった発電所へ送水していました。

貯水池。
今でも水が溜まっています。

鶏鳴の滝への入り口。
ここからは遊歩道となります。
手前の橋は小川を渡る橋ではなく、発電所の水圧鉄管が通っていた溝です。



駐車場から奥は自然の渓流となっています。

駐車場。

案内看板。
名前の由来が書かれています。

駐車場周辺は親水公園として整備されています。
元々発電所があった場所なので開けています。

林道終点が駐車場となります。
鶏鳴八滝の紹介です。
上流から①神有の滝 ②岩しだりの滝 ③白布の滝 ④白蛇の滝
⑤鶏鳴の滝 ⑥白神の滝 ⑦垂尾の滝 ⑧初音の滝 となっています。
①神有の滝
②岩しだりの滝
③白布の滝
※後日訪問予定。

④白蛇(びゃくじゃ)の滝。

斜瀑10m。
名前にある蛇の様に細長い滝です。

⑤鶏鳴(けいめい)の滝。

鶏鳴八滝の主瀑です。
直瀑10m。

⑥白神(しらがみ)の滝。

斜瀑4m。
登坂の横にあるためどれが滝か分かりません。

⑦垂尾(しだりお)の滝。

斜瀑2m。
駐車場の近くにあります。

⑧初音(はつね)の滝。

どの部分が滝なのか分かりにくいです。
直瀑1m。

道路脇にあります。
狭いので対向車注意です。
行き方:
信楽市街地から国道307号線を南下し、国道422号線に入ります。
大戸川を渡った先にある神山交差点で県道334号線に入ります。
大戸川沿いを進むとY字交差点があります。小さいですが案内看板があります。
林道に入り終点が駐車場となります。