《訪問年:2014年》
兵庫県 丹波市にある、中央分水界における本州で一番標高が低い所です。
標高は95.45mです。
分水界とは異なる水系の境界線の事を言い、別の言い方で「分水嶺」とも呼ばれます。
その中で、太平洋側と日本海側を分けているのが中央分水界です。
水分れでは標高100m前後、1,250mに渡って平地を中央分水界が通っています。
東端には水分れ公園が、西端は国道175号線の石生交差点となっています。
水分れ公園では園内を流れる高谷川(加古川水系)から用水路が分岐し、最終的に由良川を経て約70km先の日本海へ流れています。
高谷川本流は加古川を経て同じく70km先にある瀬戸内海に流れています。
長らく日本一低い中央分水界とされてきましたが、日本山岳会の100周年記念行事による踏査事業で、北海道の新千歳空港付近に中央分水界が通っている事が判明しました。
そちらは標高が13.7mであるため、日本一を改め「本州一」となりました。
反対に標高が最も高い中央分水界は、乗鞍岳の3,026mとなっています。
東端の水分れ公園。
園内を通る高谷川から水路(右)が分岐します。
ここで流れ着く先が全く変わります。
右は日本海へ。直進は瀬戸内海(太平洋)へ
道路の部分が中央分水界となっています。
水別れの中ほどに架かる水分れ橋。
水別れ交差点にあります。
水が分かれる様を模したモニュメント。
左右に「日本海」「太平洋」と書かれています。
西端となる石生交差点。
右直進が水別れ公園方面です。
この交差点部分が最も低い、標高95.45mとなります。
この先、中央分水界は左手の山を上がっていきます。
行き方:
北近畿豊岡自動車道 氷上I.Cから南へ。
国道175号線の横田交差点から旧国道を行き、JR線を越えた先に水分れ交差点があります。
水分れ公園へは、水分れ交差点を少し南に行った所から公園へ行く道があります。